俺は此処に居る

id:BlackSunこと黒太くんがニュースみて勉強したり、ラジオしたり、絵を描いたり、空飛んでみたり

謎の小冊子に出会った

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先日のラブライブ!μ's Final LoveLive!〜μ’sic Foreverは最高だった訳ですが、その数日後に神戸にてラブライブ!同人誌即売会「ワンダフルステージ」が開催されていたので、なんとなく興奮を覚ましたくない一心で普段は行かない神戸の地方イベントに行ってきました。

上記サイトを見てもらえればわかるだろうけども、他のオンリーとも並行開催ということで、当日は「ラブライブ!」「艦隊これくしょん」「Tokyo 7th シスターズ」「音楽系イベント」も開催されていました。比率でいうと「艦隊」会場の半分、「ラブライブ!」はその半分の3分の1くらいでした。圧倒的に艦隊ブースが多い状態。

 

 冒頭の写真はよくこうしたイベントのフライヤーコーナーなんですが、よくあるのは他の即売会の周知宣伝フライヤーなのですが、僕ははじめてみる謎の小冊子「自衛隊応援クラブ」なるものがありました。なんだろうこれと。

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この写真を見ればわかるように次の即売会、例えば艦隊であったりアイマスであったりの宣伝が99%占める中、件の小雑誌は異質。雑誌マニアらしく裏表紙の記述を見ると所謂雑誌のような通巻などはなく、中の案内を見てもどうも会報のよう。と見ているうちに「自衛隊応援クラブ」なる小冊子だけが他の周知宣伝チラシを差し置いて早々に完売(完配布?)していました。

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発行元は「一般社団法人DSC」。中身でもわかりますがやはり会報のよう。この一般社団法人DSCとは何なのかと検索すると、その会員向けサイトが出てきます。

DSC 設立趣意

設立趣意を見ると代表の名前とその下に丁寧に代表のwikipediaが公式に貼ってあります。

夏川和也 - Wikipedia

公式が添付するということはwikipediaの記述に間違いはないと考えてよいかと思います。これによると「元海上幕僚長」とのこと。なるほど自衛隊を退職後にこうした団体を築いたという感じでしょうか。同じwikipediaによるとこの人物「公益財団法人水交会」の会長だそう。

水交会 - Wikipedia

この水交会というのはあくまでwikipediaによるとですが、「帝国海軍戦没者及び海上自衛隊殉職隊員等の慰霊顕彰・海軍の良き伝統精神の継承・海上自衛隊に対する支援協力を目的として掲げ機関紙「水交」発行のほか靖国神社千鳥ヶ淵戦没者墓苑自衛隊殉職隊員慰霊碑への月例参拝や会員同士の親睦等の事業」とのこと。さて、だんだんいろんな物が見えてきました。どうにも特定のイデオロギーが見えてしまう感じですけど、きっと気のせいですよね。表紙が「大日本サムライガール」というのもイデオロギーではなくただの偶然の一致でしょう、多分。

大日本サムライガール - Wikipedia

ここにも「芸文社の発行する無料情報誌自衛隊応援クラブ』にコラム「ひまりのお部屋 Himari's Room 出張版」を掲載したり神楽日毬が表紙を飾るといったコラボレーションを行っている。」とあります。なるほど発行はDSCですが印刷や手配は芸文社なのですかね。

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ただ会報をみていますと芸文社でなくて創芸社の名前をやたらと見ます。いやむしろ自衛隊の弘済会など以外は創芸社の宣伝しかでてきません。この創芸社というのはよく知らないんですけども、検索するとこんなものが出てきました。

はたして創芸社統一教会は関係性があるのかどうか?それについては正直わかりません。ただ言えることは「自衛隊応援クラブ」には創芸社の宣伝ばかりでてくるということです。

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プレゼント書籍も創芸社ですけど気にしてはいけないんです。書評が青林社の本で内容がまんまあんな感じだけど気にしたら負けなんです。そういえばさすがに自衛隊応援小冊子、上の方に安倍晋三首相の顔が見えます。

艦隊これくしょん」ファンの人は艦隊系のイベントでこうした物が毎回配布されているのでしょうか。趣味もイデオロギーも自由ですからいいのだけれど、いろいろ気をつけて趣味に邁進いただきたいなと思いました。

僕たちはひとつの光になった

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3月31日、4月1日と「ラブライブ!μ's Final LoveLive!〜μ’sic Forever」に行ってきました!ワンマンライブファイナルということと、平日の16時から開催ということで、初回の落選以降、ライブビューイングにと思いまして近くの劇場まで行ってまいりました。なお現地は東京ドーム。横浜BLITZから始まったライブは最後は東京ドームまできた訳です。

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劇場だと16時からという無茶な開催時刻を鑑みて、リアルタイム中継と2時間のディレイ中継、さらに平日どうしようもない人の為に2日の土曜日に録画上映まであるという至れり尽くせりぶり。仕事があった僕は2日間のディレイ中継に参加しました。

 

セットリスト等はもう公表されているので、そちらを参照していただければ幸いなのですが、曲目が違ったのは初日が1期EDの「きっと青春が聞こえる」が最終日は2期のED「どんなときもずっと」に変わったくらい。でもMCや感動は2日分全然違ったと言っていいと思います。メドレーがあったとはいえ全42曲。そりゃ16時から開催しますよ!2時間ディレイの18時から開始したライブビューイングも終了したら23時過ぎ。5時間超を2日間やっている訳です。見る方も大変ですけど、ほぼ休みなしで踊り歌うキャストの皆さんには脱帽するほかありません。

僕が単独ガチ推しの園田海未三森すずこ)さんの伸びやかな声を堪能できる「future style」を映画版のままキャストが演じるいちゃいちゃを見ながら聞ける幸せ。「あたらーしいー」*1だけでご飯何杯でもいける!

両日大盛り上がりだった「psychic fire」。最終日はステージ中央でガニ股で上へせり上がる徳井青空矢澤にこ)。この3人のステージングは常にどうお客さんにウケるかを考えながら動いていて凄く面白かった。いつからかカッコいいはずなのに面白い存在と錯覚してしまった。「錯覚?」

みんなだいすき「輝夜の城で踊りたい」。コールが難しい事で有名。当然のように両日とも「輝夜警察」の完全敗北。「輝夜警察」については以下を参照されたし。

【コール警察】『ラブライブ!』 5thライブ1日目で『輝夜の城で踊りたい』のコールが揃わず一部ファンが激おこ→そして2日目… - ToLOVEる☆LOVE

全楽曲中、たった2曲しかない園田海未三森すずこ)さんセンター曲の1曲「だってだって噫無常」。ただでさえカッコよくかわいく凛々しく美しいみもちゃんがより美しく。ライブビューイング会場でも、いつもはまばらな青のペンライトが青一色に!なにこの夢空間園田海未さんはいつだって最高だ。

「スパスラ」「ノーブラ」「キラセン」「サニデイ」の怒涛の鬼曲連打。もう最後は死にそうになった。CDで聞くのとライブで聞くのでは熱量がやはり違う。そうディレイ中継なんていうことは忘れるぐらい熱い。なんだこれ、本当に殺しに来ている。ああこれはもうダメだ。こんなのをワンマンラストにしちゃ暴動が起きる!いい加減にして!

ここで一旦ライブは終了。おいおいスノハレはやらないの?と当然のようにアンコールで披露。大サビでの白からオレンジへのライト変更。もうこれはやらなくてはいけない通過儀礼(イニシエーション)だ。ここでウルトラオレンジを叩き折るのもまたアリだ。これで僕たちは更に上のステージに上がる!

ファイナルシングルの「MOMENT RING」では過去の曲の振付がアレンジで導入されたり、最高のエンディング。ここでまた一度ライブは終了。しかしもちろんやっていないあの曲が残されている。

映画版を見た人ならわかるんですけど映画でも背景はどうみてもドーム内なんですよね。なのでまたここで「体験型コンテンツ」としてのラブライブの恐ろしさを体感してしまうことになるわけです。圧巻だったのは、個人的にこの曲や先ほどのスノハレは「ハイハイ」叫ぶコールは邪魔だなと思っていたんですけど、この曲に関してはみんな静かに見守っていたということ。そして曲が終わったあとの挨拶BGMの「僕光」に合わせて自然に現地会場もビューイング会場も大合唱に。それを聞いたキャストが流石に涙をこらえきれずに泣いてしまうという一面も。あの三森すずこさんがステージで涙をみせるという凄い事も起こった。これは本当に凄い事。*2

初日はそれだけだったんだけど、最終日はキャストも合唱に合わせてギリギリまで合唱する事になり、もうなんとも言えない感じ。まさに「僕たちはひとつの光」だったのだなぁと思うことしばしば。キャストも観客ももうこの2日で何回言っただろうかと思うくらい、ライブの最後では合唱していた。

 

「いまが最高」って。

*1:みもちゃんの伸びやかでしっかりした低音歌を堪能できるのは他の曲でも沢山あるんだけど、なぜかこれだけ有名になった。

*2:三森さんはプロとして舞台では泣かないと心に決めていつも舞台に上がっているそう。

AR的ロケ地撮影のススメ

先日の日記に書いたとおり、先の週末に東京で開催された「僕らのラブライブ」(海未誕)に行ってきたわけなんですけれども、その直前にこんな書き込みを見ていた。

 プロのイラストレーターである加藤アカツキさんが京都がロケ地で有名なアニメ「たまこまーけっと」で撮影された写真なのですけども、手持ちの携帯の写真をうまく現実の風景に重ねる事で、なんとなくARっぽい写真を撮っておられるわけです。

 

「これは何かできるかもしれない!」

ということで完全にネタを真似して撮影してきました。

 

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秋葉原の駅前で集合するメンバーも目の前にいるような錯覚に!

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先客がすでに椅子に陣取っておられたんですが、これなら写真撮影のプライバシー問題も一気に解決しますね!目の前にうみみくん*1がいるような感覚に!

 

これはなんだか楽しい!何度も秋葉原のロケ地撮影には行っていたんですけど、撮影時にはなんとなくパズル的感覚があります。ちょっと角度違うなとかもう少し右とかそういう感覚。これはちょっと新しい。

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目の前で恥ずかしがって動けなくなるうみみくん!無限にキュートだ!

 

しかしこれ撮影している姿は実は物凄く間抜けなんです。片手に携帯で画像を出したものを空中パズルしながら片手で撮影という塩梅。やっている時の労力と姿は今思い出しても馬鹿丸出しなんですけども、完成した写真を見るとなんというかARに感じるから不思議!

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sunny day songを歌う直前の様子。全然sunny dayじゃない!いい加減にして!

園田海未生誕祭2016‬!

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毎年恒例の園田海未聖誕祭の日です!みなさん、盛大に祝いましょう!

今年の絵は斉藤由貴デビュー作のCM「青春という名のラーメン」のポスターのオマージュですって言っても誰にも通じなかった!さすがにネタがマニア過ぎたのだろうか?

ともあれ園田海未さん、生まれてくれてありがとう。スタッフさん、こんな素晴らしいキャラを産んでくれてありがとう。

 

そして先日の日曜日には海未誕として東京でオンリーイベントがあり、やはり行ってまいりました。もう見る本見る本が園田海未だらけで去年と同じ「ここは天国なんじゃないか?」って思うほど。それぐらい普段は園田本なんてないんですよ、ラブライブ!でも。で気がついたら…

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買いすぎです!どんだけ園田本が出ているの!いい加減にして!(嬉し涙)

ということで今年度で一旦活動が縮小される予定ですが、僕はこれからも園田海未さんを推していきます!

よろしければ今後の参考のために絵の感想をいただければ幸いです。

 

雑誌の裏表紙から読み取る歴史

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表紙と付録で今回購入した「電撃g's magazine」。表紙は当然ラブライブ!なんですが、この号は表紙と付録のおかげからか一時ネット書店で注文が不可になりました。いやはや大変な人気。そんな「電撃g's magazine」の裏表紙見ると「第24巻第4号通巻372号」とあります。

なんと通巻372号!雑誌収集マニアならピンとくると思いますが、この表示、24巻は月刊誌だと24年、第4号は月刊誌だと通年だと4月号、通巻はのべ発行号数なんですね。ということから考えるとこの号は24年目の4月号、のべで372冊でているということになります。

 

しかし「電撃g's magazine」ってラブライブ!で有名になる前にもあったにせよ、24年というと1992年創刊!えっ?そんなに古いの?って思ったら、途中で時代性に合わせて改名したそうで、改名前は「電撃PCエンジン」になるそうです。

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さすがにPCエンジン雑誌までは所有していませんので、ネットで検索した画像なんですが、確かに創刊号は1992年の2月号とあります。思えば表紙にある「女神天国」は今の源流ともいえる読者参加型の企画だなと。

 

この読者参加型企画は雑誌が廃れた今だと珍しいのかもしれないのですが、かつては様々な雑誌が企画していました。テレビが一方向であればネットが双方向通信といわれたように、雑誌が一方向の時代になんとかして双方向的なメディアを模索した結果なのではないかなと。どうもこれの源流を辿ると「beep」(1985年創刊)の「ヤタタウォーズ」辿り着くようです。1985年というと当然インターネットはなく、マニア中のマニアが一部でパソコン通信をなんとかやっていた時代。キャプテンシステムもまだあった時代です。そんな時代に双方向的な事を考えたら、メーリングによる読者参加型企画にならざるを得なかったのではないかなぁと。

 

さてこの電撃PCエンジン。さらに辿ると角川お家騒動で分裂したスタッフが立ち上げた雑誌で元は角川書店の「マル勝PCエンジン」。女神天国という企画も元は「マル勝」時代に女神スタジアムという企画だったそう。*1「マル勝PCエンジン」は1988年創刊。さらにその分家前は1986年創刊の「マル勝ファミコン」にまで遡り、「マル勝」は「コンプティーク」の一コーナーの独立からきているのだそう。*2

 そんなコンプティークで最初の読者参加型企画といえるのは、毎月推理クイズを出していた「聖エルザクルセイダーズ」(1987年)なのではないかなと。*3そう考えると今電撃で連載中の「ラブライブ!スクールアイドルクエスト」は毎回謎に答えるという推理参加型。*4

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「聖エルザ」では最初は二巻表紙の乙島恵利(オトシマエ)推しだったんだけど、読んでいくうちに三巻表紙の白雪和子(姫)か一巻表紙の織倉美保(ミホ)推しになっていった。三巻表紙にちょっと出てる滝沢礼子もいいよね。また表紙絵は後の伊東岳彦ことBLACK POINT氏で、氏の絵柄にはかなり影響を受けました。

なるほどラブライブ!の源流はコンプティークの同社参加型企画になり、当時「聖エルザ」にハマった僕にピッタリくるのも合点がいくというものなのかもしれないですね。

*1:僕はエンジンマニアではなかったのでそんなに詳しくないのです。

*2:ログインの一コーナーが独立したファミコン通信と同じ流れですね。

*3:ロードス島戦記(1986年)も先に企画としてあるんですが、あれ読者参加型ではなかったような記憶。

*4:ちなみにそのコンプティーク(1983年創刊)は「コンピュータ+ブティック」というコンピュータをおしゃれにという思考から名付けられた雑誌で、元は「ザ・テレビジョン」(1982年創刊)の別冊であった。