俺は此処に居る

id:BlackSunこと黒太くんがニュースみて勉強したり、ラジオしたり、絵を描いたり、空飛んでみたり

ダブスタ?

俺の写真模写の場合、確かに元の写真には「著作権」と「肖像権」がある。*1それを表に発表するという事に対し批判的な方も多いだろう事は、ネット上での「パクリ騒動」をみると容易に想像できる。しかし「絵」こそ写真の「模写・トレス」ではないものの、ネット上にはキャラクタが借り物の絵は探さなくとも簡単に見つかる。またネット上でなくともアニメや漫画、ゲームの「設定」「世界観」を借り物とした同人作品は多い。「絵」のトレス・模写は叩かれる事は多いが、何故「キャラクタ」の盗用・著作権侵害について疑問視しないのだろうか?これは言い換えれば「キャラクタのトレス・模写」ではないのか。同人誌の大半を占めるであろうパロディ同人誌も「設定」「キャラクタ」「世界観」の盗用であり、れっきとしたそれらの「トレス・模写」ではないだろうか。*2「写真や他者作品のトレス・模写」問題に対し「著作権」上から批判的な姿勢を示す人達は、当然であるが上記のような「キャラクタ」「設定」「世界観」の盗用・トレス作品に対しても批判的な姿勢を貫くべきであると思うし、(自作作品として)作成も、発表も、また読むことさえするべきではないと思う。
取るに足らない俺の経験上で申し訳ないが、製作側の人にも「絵」については「盗作・盗用・トレス・模写=悪いこと、パクリ」とする意見は多いと思う。しかし、「設定」「キャラクタ」「世界観」の盗用等に同様の意見を聞くことは少ない。これはあくまで私的な推論に過ぎないが、大多数の絵を描く人側の中では「絵」の占めるウエイトが異常に高いのではないかと思うのだ。つまり「絵」>「その他」(設定・ストーリー・設定・キャラクタ・世界観等)という意識があるのではないだろうか。でないのであれば、全て同列とし全てを認めるか全てを拒絶するか、若しくは絵の盗用よりもキャラクタ等の盗用により批判的であるはずではないだろうか。
松本零二氏の最近のセリフ盗作発言は記憶に新しいと思うが、あれを「大人気ない」と思った方も多いのではないだろうか。しかし、あれもセリフ・文脈の盗用でありトレスではないだろうか。となれば、あれを簡単に大人気ないと言い切る事ができるのだろうか。*3

*1:そもそも著作権に対して過保護すぎると思うのだが。

*2:ちなみにあえて書くが俺は全ての著作権なぞクソ喰らえ!という人間なので、同人も好きなキャラクタ絵の公表も全然OKである。当然、写真のトレス・模写の公表も。

*3:俺は大人気ないと思うけど。