俺は此処に居る

id:BlackSunこと黒太くんがニュースみて勉強したり、ラジオしたり、絵を描いたり、空飛んでみたり

能動的なハレとケの同化

女子高生VIPPERがコンビニに突撃!

「人の迷惑省みず、やってきました電線軍団」と言えるのもバラエティ番組内だけの事だ。「ネタ・面白いから・目立つから」でそれを楽しめない人たちを巻き込むのは単なる嫌がらせだ。「こんな馬鹿な事を平然とやるのはアメリカ人的だなぁ」と少し思ったが、よくよく考えたらアメリカ等でのこういう馬鹿映像って、自宅のレンジにコンドーム突っ込んだりする形式が多いから微妙に違うよなぁ。*1
前にもラジオでネタにしたけれども、こういうのを見ると恒常的に「祭」=「ハレ」を欲する人達が如何に異常かわかるよなぁ。それほど日常が鬱屈しすぎているのか、日常から逃げたいのか。いずれにせよ、「ハレ」は心待ちにするべき物ではあっても、恒常的に求める物ではないような気がする。コミケ等のイベントにしても、耐え忍ぶ日常(仕事や製作過程等)があってこそ楽しいし、だからこそ終わった後は「胸にぽっかり穴が空く」ように感じ、「幾ら飲んでも帰らない 幾ら泣いても後の祭よ」なんだしねぇ。柳田國男が近代化において「ハレとケの曖昧化」を指摘しているけれど、俺は現代は*2能動的にハレとケを同化させようとしている感を受けます。それは一時的には楽しいのかもしれないけれど、生活におけるケジメはなくなるだろうし従来の「ハレ」の爆発的な楽しさは薄れるだろう。そうなると更なる強さを持った「ハレ」を能動的に求めるようになる。*3その過程がこういう形で現れたり、ブログ炎上等の「通称:祭」だったりするんだろうな。

*1:コーラにメントスとかさ。

*2:つかVIPPERとか

*3:ハレな日常におけるハレを作ろうとする形。