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俺は此処に居る

id:BlackSunこと黒太くんがニュースみて勉強したり、ラジオしたり、絵を描いたり、空飛んでみたり

目的を失念するネット

WEB

規制反対運動をしながら、どんどん敵を増やしてる人たち
Twitterid:genovese33氏が教えてくれたAnonymousDiaryがなかなかに興味深かったので紹介したい。最初に紹介された時に僕が書いたのかと思われたそうなのだが、読んでみるとなるほど僕が書いたかのような体験談をこの匿名氏は書かれている。
論理的に考えればTwitterやネット上で勝利する事に何の意味があるのだろうかと思うはずである。なぜなら反対派(僕や匿名氏のようなどちらかというと反対よりの人を含む)であれば、目的は条例化の阻止であったはずだからだ。匿名氏が書かれている事は僕もこの話をTwitterでする際によく感じたことである。彼らの一部の人達はネット上で勝利する事しか考えていないのではないだろうかという不安が確信に変わってしまう程だった。

あなたたちが、「本当に青少年に影響があるんじゃないか」とか「幼女のレイプ事件の発生率に影響があるんじゃないか」とか「こういう議論になって陵辱表現を声高に守りたがる男性がたくさんいることを怖いと思ってしまう」みたいな、世間一般の小さな子を持つ親や性被害に遭った女性が当然に考えるような気持ちに歩み寄らないで、「そんな風に思う方が馬鹿」と叫んで自分の権利だけを声高に主張するなら、歩み寄れない。

まさにこの文章が世間的一般人の大多数の考え方ではないだろうか。山本モナの気持ち悪い発言で炎上したそうだが、基本的に女性(特に幼児のお子様をお育ての方)が気持ちの良いものではない事は想像に難くない。*1山本モナの発言は言葉を選ばない発言ではあるけれども、単純に文章を読むと「ゾーニングが甘い」事を指摘している一面も読み取れる。気持ち悪いは素直な女性の言葉の一例として受け取れる。また彼女の言うとおり「表現の自由という旗を揚げて何をしてもいいという事は100%ありえない」は法的にも間違いと言い切れない。なぜかネットではこの件に絡めて話があがらない「松文館裁判」最高裁判決では「被告人側はあくまで無罪を主張し上告したが、(中略)二審判決の漫画もわいせつ物に当たるという判断を支持。また、チャタレー事件の最高裁判決等を判例として、憲法における表現の自由の侵犯には当たらないと判断、上告不受理を決定。これにより、二審判決が確定した。」としている。つまり「チャタレー事件」を含め過去「表現の自由は大切ではあるが絶対的な自由ではない」とされていると考えていいだろう。*2検討を考えていると発言した大阪府知事の橋下氏も「表現の自由は絶対ではない。失われる利益が著しく大きいなら規制もある。子供を守るのが大人の責務で、表現の自由だけで議論を封鎖するのはおかしな話」と発言している。彼は弁護士なのは言うまでもないだろう。

反対派側はそれこそネットでは声が強く大きい勢力のように誤認しがちではあるが、一般的な声であるとか法的な根拠であるとか、公人の発言にもう少し冷静に耳を傾ける必要があると思う。匿名氏はこう締めくくっている。

私みたいな、中立寄りだったけれど騒ぎに引いて、賛成派に回ってしまう人は少なくないと思う。そして、元々反対派寄りだった人を引かせてしまうあなた方は、元々賛成派の人たちの心を変えたり出来ないと思う。自分は悪くないっていくら叫んでも、人に不安感を与えているからこうなった。そう感じることを、叩いても仕方ない。その前提で、じゃあどうやって「不安や恐怖を与えないように」出来るのかを考えて、社会と折り合いをつけていければ良かったなぁ。それは私も表現を守るために一緒にしたかった。残念です、本当に。

僕も全く今同じ気持ちだ。同じ気持ちでTwitter上で発言を続けていたが先日のあの件で完全に諦めた。正直な所こういうマインドでは世間から理解もされないだろうし、おたくへの理解も深まらないだろうと思う。これが先日書いた「世間はわかってない」「世間は情報弱者」というよく見るバッシングをし、ネガティヴスパイラルに入り、更に一般層との隔絶を産むだろう。「常識」という言葉は僕も好きではないが、世間で生きるには必要になってくる。そういう世間との折り合いを放棄したネットの一部の人達は理解される事も難しいだろう。
電車男」であるとか「メイド喫茶の取材」であるとか世間はやや批判的ではあるが、かつての宮崎事件の頃とは違い「おもしろいもの」として歩み寄ってきている一面もあった。それを「おたくをバカにしている」「おたくをネタに売り物にしている」「だからマスゴミ*3は」と隔絶する。これらの流れを見て僕はもうネットのおたくが世間に歩み寄ったり、世間に認められる事は難しいと思った。
こんな事を繰り返していたら世間はネットおたくの異常性に気づくやもしれない。その時には「エロ」「ロリ」だけでなく、ネット全体への規制に乗り出してくる可能性だってある。そうなると今回以上に危険であるのだが、彼らはどうやら目の前の勝負に忙しいようだ。

*1:無論そうでない方もいるであろうけれども

*2:何度も書くが僕は法律の専門家ではないので、ハッキリ断定はできない。お許し願いたい。

*3:大変失礼な表現で申し訳ない。僕はこの揶揄表現を支持はしないが、あくまで記事として書かせていただく。