俺は此処に居る

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考えるべき課題

Diverse System C79新譜頒布中止→オリジナルCD作成まとめ (togetter)
冬のコミックマーケット直前に元著作者であるコナミ社から同人CDへ販売*1への警告が来たという話。数年前から二次創作についての著作権絡み*2を取り上げてきた僕個人としては、ここ数ヶ月の「非実在」絡みの規制よりも曖昧でもなく、法的に黒に限りなく近い灰色であるネットを含む同人活動の方が早急に各人が考えるべき問題だと思っていたのですが…。そもそも「非実在」に絡んで各社が東京アニメフェアへの不参加を表明したとしても、別のフェアを違う都道府県で開催するようですから、大した問題でもないと思うのです。*3それよりも常に法的に曖昧なまま二次創作を続ける事こそ危険であって、いつでも今回のような警告がなされる可能性は常に含んでいた訳です。
(大半の方が仕方がないとはされているようですけれども、)「アレンジなのだから許してあげて欲しい」「空気を読んで欲しい」等は所詮、我々消費する側*4の言える事ではないのです。以前にも書きましたが、気持ちは大変理解できますが*5「愛があるから」等というのは論理的抗弁足りえないのです。当然過ぎるのですけれども、あくまで我々消費者は元著作者の見逃しがあるおかげで自由に作品を引用する事ができているに過ぎないという事を今一度覚悟しておく必要があると思います。
今回はコナミ社だけで済んだのかもしれませんがこれに他社が倣う可能性もない訳ではないので、基準が曖昧だとネットで叩かれている「非実在」よりも簡単に明確な基準で同人やおたく的な物を破壊する事は可能でしょう。クラブイベントであるとかustreamでのゲームプレイ配信、音楽の配信、全て簡単に差し止めることが可能です。本当におたく的な物を守りたいのであれば「非実在」よりもこちらの方が重要だと僕的には思うのです。現時点での回避方法は元著作者側へ公的に許可を得る事以外ないのですから。*6

*1:同人的には頒布だろうけれども

*2:トレスであるとかも含めて

*3:区分陳列程度でもありますし

*4:二次創作も消費的活動でしょう。

*5:実際に僕も好きなゲームキャラクタ絵を描いていましたし、同人誌を出していた過去もありますから。

*6:実際、立体造形物であるフィギュア等は元著作者側に許可を申請し取得した上で販売されています。ネット、同人誌関係は野放図過ぎたと言えるのかもしれません。