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俺は此処に居る

id:BlackSunこと黒太くんがニュースみて勉強したり、ラジオしたり、絵を描いたり、空飛んでみたり

僕たちは待っていたんだ!

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週末、僕は日本武道館にいた。

 

最近書くネタがアニメ関係ばかりなんだけど、今回は久しぶりにそうじゃない。あの「THE STONE ROSES」(以降ローゼズ)の単独武道館2DAYS、ワールドツアーを体感しに行ってきた。

ローゼズがどういうバンドかというのは僕が語るのは若輩するぎるのでwikipediaに譲るけれども、あのオアシス、レディオヘッドブルートーンズ等などが結成するきっかけになった80年代末に大きくブレイクしたバンド。

ザ・ストーン・ローゼズ - Wikipedia

その活動期間は短くて、wikiでは83年からとはあるけども、一般的に知られたのは89年の1st、そして94年の2ndで分解して解散という流れ、実質5年。しかし契約の関係等で表立って活動してたのはもっと短いとも言える。それぐらい短命なバンドとも言っていいんじゃないだろうか。*1

 

では、なぜそんなに短いのにその後の「クールブリタニア*2の起点ともいえる存在になったかというと、それまでのロックと違ってとりあえず踊れる事に尽きる。踊れるっていうのは90年代に言われたグルーヴがあるということで、出典も何もかも忘れたけども、「ロックのライブで踊ってる」ってのが新しかったそうだ。実際、バンド側も「これからはステージ上じゃない、オーディエンスの時代だ」と宣言しているのは有名な話。

僕がローゼズを知ったのは実は95年。セカンドカミングという2ndアルバムでなんだけど、実は聞いたときにはもう解散してしまった後だったように思う。「ああ、もう生では聞けないバンドなんだな」と残念に思った記憶がある。だから僕はもうメジャーデビュー時のオリジナルメンバーでは絶対に聞けないと思ってた。それぐらいボーカルのイアンとギターのジョンの不仲は有名だったから。でもそんな絶対が絶対じゃなくなった!再結成を聞いた時は興奮した!そしてついにその日が来たんだと!今回のライブでも2ndは少なめだけどベストに入れてるような曲はやってくれた。「breaking into heaven」と「begging you」と「love spreads」だ。「begging you」を聞けばわかるけど、当時こんな曲がロックアルバムに入るってのはなかったと思う。強いていうならジーザスジョーンズなんだけど、どっちかというとダンス方面からのアプローチに近いと思う。ジーザスジョーンズも好きだけれども。

「ten storey love song」がないのはどういうこと!?って気持ちはわかる。同じ気持ちだ。

ライブの大半は1stの曲構成で進められていく。誰もが想像する通り最初は「i wanna be adored」で始まる。実は最近の海外アーティストは録画撮影録音OKなので、もう動画が上がってる。いい時代ですね、本当に。ちなみに場内でも「プロ仕様の録画撮影は禁止」ってあったのでスマホ使用は本当にOK。最初の観客のコーラスとか、大合唱を聞いて貰えればわかるんだけど、ある意味フットボールの応援に近い。そうだよ、これなんだよ。観客とステージが一体になって場面を作るっていうのを体感したかったんだよ。

「made of stone」では当然のように大合唱が起こる。みんな長い間、バンドと一緒にこうしたかったんだよ。そしてそれがローゼズに対する礼儀であり流儀。

ある意味、バンド名よりもこの曲のほうが有名かもしれない「fools gold」。アニオタ的にはあの本放送で打ち切りされた「カウボーイビバップ」最終話の「よせあつめバラッド」の一遍が「fools gold」でした、愚者の金。死ぬほど大好きで何度もリピートして見た映画「lock stock and two smoking barrels」で最後の最後にかかる曲。場面にもピッタリだった、愚者の金。最高のグルーヴでもう踊らないのがおかしい。アルコール燃料を入れてさらに加速。

最後はやっぱり「i am resurrection」しかないでしょう!オリジナルメンバーでの奇跡の「復活」。僕らはこの「復活」を20年待った。聞いてもらえればわかるけど、もう最初からメロにコーラス入れるのは当たり前。場も最高潮。この曲がよく出来てるのは、メロディでループが組まれていて、少しずつアレンジ的にサビまで盛り上げていくようになっている。というのをレコードで聞いている時には全く気が付かなかった。ライヴでこの場面に居合わせてはじめて「なるほど!」って思った。このメロループのようなミニマルな積み重ねのカタルシスが突き抜けた時に大サビが来る。そうして見ればわかるけども、ここはみんなのパートなんだと言わんばかりにステージライトが観客席に向けられる。イアンもあえて歌わない所もある。そうなんだよ!この「僕は復活」を拳を振り上げて観客として場面を完成させたかったんだよ!本当に待った。でもよかった。最高としか言う他ない。

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僕の中ではジョン・スクワイアは最後のギターヒーローだし、レニのグルーヴドラムもマニのうねるグルーヴベースも大好きだし、なによりはじめての人は下手なんじゃないの?って思うだろうイアンのボーカルも大好きだ。イアンは上手い下手なんじゃない、イアンなんだ。イアンでなくてはあのグルーヴは完成しない。彼がフロントマンであることに大きな意味がある。ローゼズのグルーヴボス、それがイアンだ。

しかし今回の来日のジョンスクワイアの雰囲気が70年代ギターヒーローそのものになってて、余計に惚れ直した。ギターも長い間おやすみしてたのに、相変わらず素晴らしい。

こうなるとまたライブを聞きたくなる。確かに上記のように録画もあるし、レコードもライブビデオも持ってる。だけどあれは、あれだけはあの場所にいないとダメだ。あのグルーヴを全身で受けてアルコール入れて音と共に踊り、バンドと一体になり歌う。あれはローゼズのグルーヴ。ローゼズは現場でなくてはいけない。イアンのいう「we'll be back!」を信じて期待したい!その時には「one love」シングルのフルバージョンを期待したいよ!

*1:wikiでも90年の事件から94年の2ndまで空いているから、実質メジャーで3年ともいえるのかもしれない。

*2:日本のクールジャパンの元ネタ。ルールブリタニアからの駄洒落なんだよね、これ