俺は此処に居る

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【少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第4話 感想】女と女はすれ違い

 

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さてBSの第4話も放映終了しましたので、第4話の感想と考察をかいていきますね!

推し目線でどうしても見てしまうんですけれども、今回の脚本はそうでなくとも華恋とひかりの物語であったことは明白ではないでしょうか?

3話までの感想では「華恋の心は完全に折れてしまった」と書きましたが、華恋全く折れてませんでした。むしろ折れていたのはひかりの方だったように感じました。

この4話ではひかりが東京の街をさまよい、それを華恋が追いかける形をとっています。これがちょうど2人のこころの距離をあらわすかのようでした。

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それをうまく表現していたのはひかりの表情でしょう。メールを送った最初の頃はこんな表情。3話までのようにキッ!とした表情を華恋に見せています。

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華恋と電話をしながら、英国留学時代の話をしているうちに…

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大分とやわらかい表情になっていきます。とても「バッ華恋!」となっていた顔とは違いますよね。自然とこころが通い合ってこの表情になったのではないでしょうか、相手の顔もみえませんから。 

そもそもキリンオーディションを華恋が受けるというのは、華恋が2人の約束「一緒に舞台に立って、2人でスタァになる」を忘れているのではないか?というひかりの不安、そこからこの逃避行ははじまったのだろうと思うんです。

ひかりはなぜか「負けたら大切な物を失う」など聖翔音楽学園のキリンオーディションについてくわしく知っています。なぜなのかはこれから明らかになっていくんでしょうけれど、ひかりが4話で語った「でもこのオーディションの合格者は1人。」=1人しかスタァにはなれないという前提を知っていたから「2人で」を忘れたのではないか?とひかりは思い距離を感じたのでしょう。だからこそ、ひかりがあえて世界最高峰の英国音楽学院から日本に戻ったのかもしれない。

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ところが東京タワーで再会するときには、この表情にもどります。1話から見なれた表情ですよね。最初のメール時と同じ表情を華恋にみせています。おそらくこれが彼女の仮面なのではないかと。つまり3話までは華恋にすら本当の自分を素直には出せなかった。本当は華恋を強く思っているのに距離を縮められない。ひかりちゃん、ヤマアラシのジレンマのよう。

・山アラシのジレンマ (ダイヤモンド現代選書) 

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最後に華恋が「2人で合格しようよ!」という既成概念を飛び越える考えにのったひかり。「2人で」を強く共有したとき、彼女の表情はいままでにない力強さとやさしい笑顔になります。この表情はいままでに一度も作中ではなかった表情ですよね。おそらくこの表情になったひかりは手強いんじゃないかなと。 f:id:BlackSun:20180806184800p:plain

ここで2人の距離はゼロになります。「2人で合格する」という思いを共有して、この逃避行は終わります。  

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 4話の最後で他の寮生ともなんとなくこころの距離を縮められたのかな?でもまだ完全に素直な顔を出せるのは華恋にだけな気もします。ともあれ華恋とひかりのこころの距離が解消されて…

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 ばななイス!

バナナだ!バナナだ!「バロンだ!」