俺は此処に居る

id:BlackSunこと黒太くんがニュースみて勉強したり、ラジオしたり、絵を描いたり、空飛んでみたり

個々人の評価はそれでしかない

はてなブックマーク」が熱いようである。俺はどういうメリットがあるシステムなのか全くわからないので使用していないので詳しくは語れないのですが、現物を見ただけの感想だと個人的なブックマークを集積して共用ブックマークにするシステムのようだ。俺も使用しているアンテナだと当該サイトをアンテナしている他サイトがわかる程度なんだけど、とりまとめ用なのか「一言コメント」を添える事ができるよう。そしてその一言コメントが問題になっているようだ。(現物例)*1
はてブコメントの暴力性 (ARTIFACT@ハテナ系)
問題になったのは傍観先のサイト「博士改造計画」へのコメントのようだが、コメントを見て消したのか、それとも別の要因なのかは今となっては知る事はできないし解らない。ただ「はてなブックマーク」というシステムはなんとなくだけど掴めたような気がする。要するにブックマーク対象先は特に知らされる事もなく(彼らからすれば勝手に)ブックマークされてウオッチされてるわけだ。この「はてなブックマーク」には様々な要素が含まれているのは明らかだろう。ブックマーク行為はTBや参照リンクに見られる「無断リンク」問題に関わるし、公共的なウオッチ(パブリックビューイングならぬパブリックウオッチングだね。)は「2ちゃんねる」的問題を孕んでいる。この話題になっている「しねばいいのに」発言についても、つい先日書いた「ネタがベタになっても理解されるのはその世界だけ」という問題にも絡んでいる。

この問題を解決するのは実は非常に簡単な事で「気にしない事」に他ならない。かつてMIXIをやっていた時の話だが、それはもう今と比べ物にならない位のヘコみ具合だった。反応がないとヘコみ、反応がキツいとヘコみ・・・。要するに俺は俺が望む形で評価されたかったに過ぎなかったわけだ。この感情は人間は誰しも持っている思考のようで、それが今回の問題の根本でもあると感じた。

はてブコメントを批判するのは「臭い物に蓋をする」が如しである (煩悩是道場)
他者の目は別の意識・価値を持った物として存在し続ける。これは嫌だろうと仕方がない事だ。自分が他人や世の事象を見るときに「これは酷い」「これは面白くない」と思う事があるのと同じだ。また所詮、俺が見る俺も俺の主観による俺でしかない。お互いのあやふやな主観による差異に過ぎず、価値の根拠をどこにするかだけの問題なのではないか。

とはいえ、俺もMIXIユーザーだった時は同様の状況であったので気持ちは非常に理解できるし、すぐにそうできないのも非常に理解できている。今回の問題にせよ「2ちゃんねる」にせよこういった「パブリックウオッチ」の場合に問題となるのは、場合によっては多数対一人な陰口レベルを超えていない事だろうと思う。「2ちゃんねる」と違い匿名ではないので自己責任問題にも発展する可能性はあるものの、多数のブックマークユーザーが否定的なコメントであった場合「安全圏内から多数で」というイメージはやはり持たれるだろう。
俺的なこの問題へのシステム改善案だが、ブックマークをされた側に必ず通知がいくようにすればいいのではないかと思う。URLを登録する際に先方の公開メールアドレスを登録しなければブックマークできない等の形式になる感じだろうか。ブックマーク開始当初から本人が参加しているとなると、否定的な意見であっても無責任な発言は容易にはできないのではないだろうか。*2「リスク」が伴えば自制するだろう、匿名な「2ちゃんねる」ではないのだから。

*1:ちなみに書いている時点でトップブックマークサイトの模様。

*2:はてなは幸いにもID登録制でもあることだしね。