リトルグレー

同人誌「ゆるい」管理が創造につながる (へいわぼけ)
俺が以前書いていたのと同じ指摘もあるようですな。結局、同人において原点にどんな思いがあろうが法的に捉えれば何の意味もなさない。著作権法上で「営利を目的としない上演等」と規定されている第三十八条が同人のひとやネット上のファンアート、AAの命綱になるのだろうけど、上演等の範囲がどこまでを指すのかによってかわるよな。少なくとも同人において非営利で｢儲けがトントン｣であろうとも第三十八条には｢聴衆又は観衆から料金を受けない場合｣と規定されているから、１円でもパロディで料金を受け取った場合は法に抵触する可能性が出てきますな。
ということをよく書く俺ですけれども、同人の敵でもネット複製文化の敵でもないです。俺は複製文化をネット等のアングラ側は素直に複製であると認め、目糞鼻糞な叩きあい*1を止め、現行著作権法の改正で団結するべきと思うわけです。海賊版はともあれ、｢グレー｣で終わらさずにパロディや模写、オマージュを二次｢創作｣とし著作物として尊重すべきだと思うね。パクリとか小さな世界で叩きあってていいのかの。

*1:あいつの絵はパクリとかズルイとかああいうの。