【少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第6話 感想】二人の世界
みんなだいすき!少女☆歌劇 レヴュースタァライト第6話!予告妄想どおり石動双葉と花柳香子のふたり、いわゆる「ふたかお」回でしたね!
このふたり、多分カップリングでは真矢クロと双璧をなす人気カップルだと思います。そのふたりの子供時代からをおいかけた回でした。またその人気カップルを追うものと追われるものにわけて対照させるという演出をいれていました。
学年主席の天堂真矢からすると、他の生徒とりわけ西條クロディーヌからは常に追われる立場。そんな立場を香子と双葉に見て、同じような境遇であると認めていた面もあるのを表明していますが、いわれた当の香子が「はい?」だったわけです。
双葉は子供の頃からずっと香子のキラメきに魅せられてきた人。世界で一番キラメくところを一番はじめにみせると約束された人。その双葉からすると努力を怠り、キラメかんと努力しなくなった香子にはがゆい思いをしていたのだろうと。
この関係を最初に見た時に志々雄様と佐渡島方治を思い出したりしました
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志々雄=香子、方治=双葉ですよね…。
入学時合格者30人中30位、最下位でなんとか入学できた双葉。そこから脱落せず追いかけつづけ近くで一番輝く香子を一番に見るために、約束を守るために精進してきた結果、最終的に選抜にまで選ばれます。そんな自分の星たる香子が選抜に落ちたのを人のせいにし、最終選別に残らなかったら双葉に役をくれとかいう不甲斐なさ。自らの星が地に堕ちたようにしか双葉には感じなかったでしょう。
クロディーヌをはじめ主席であることで常に追われる立場である天堂真矢は上のやりとりでもそうですが、香子と双葉の関係が自分に近いことを理解し認識していたのは明白ですが、いよいよ帰るという際でも同じことを香子に言っています。ですが、香子の反応はこの2回とも全く理解していないんですよね。
「追ってくるもののため、応援してくれる人のため、ウチは最高の自分でいつづけんとあかんのやね。」
それに気づいたと同時にレヴューの幕がやっと開くという演出はなかなかおもしろいものがあると思います。自分が双葉の追い求める星であり続けることで、双葉もまた輝かんと精進できる。やっと自分たちの関係を認識できた香子。これ考えたら双葉の片思い状態がずっと今まで続いていたようなもんですね。
そんな香子の美しい舞に双葉は魅入られて負けてしまいます。でもおかげで追う双葉と追われる香子はお互いのモチベーションを取り戻すことができたようですね。
「双葉はん、ウチらふたりで世界一にならんとな!」
とここで、普通だと終わる所なんですけども…
「やっぱり台本通りじゃなくっちゃね」
キリンの地下舞台でさも当然のように寝転ぶ大葉ななことばなな。ばなな黒幕説とかいろいろ妄想が妄想を呼んでいるようですが、それは次週までもんもんとしながら待ちたいところです。
ここで考えられる「台本通り」とはなんなのか?ばななの「今回の再演、どうしちゃったのかなぁ?はじめての事ばっかり!」ということから考えると、大きな要因は言うまでもなく神楽ひかりの存在。表舞台でもばななが考える主役には真矢クロという考えに、かれひかが良いという意見も出て影響を与えています。
そしてひかりが華恋に影響をあたえ、「ふたりで合格しようよ」とさせ、今回のふたかおも「ふたりで世界一になろう」としています。天堂真矢のように「トップスタァはいつも一人!」という考えではなく、ふたりで目指すというイレギュラーが大きい。果たしてこの発言は神楽ひかりの排除を意味するのか?それともふたりでという ルールブレイクを訂正しようとしているのか?来週どうなるのかが楽しみです。