俺は此処に居る

id:BlackSunこと黒太くんがニュースみて勉強したり、ラジオしたり、絵を描いたり、空飛んでみたり

所詮ツールなんでしょうな

クローズアップ現代」がまた今更な感じのするブログ特集だった。どういった番組だったかは「忘却防止。」さんがまとめてられるので見ていただくとして、俺的に興味があった点など。アメリカのクチコミマーケティングのあたりで言われていた事だけど「うそは必ず発覚する」という話があったけれども、そもそも人の感想というものに真偽を定めることが可能か?というと非常に微妙だと思うね。要するに企業から金品を供与されたのであろうがなかろうが、単に騙して楽しもうとしたのであろうがなかろうが、対象物に対する書き手の感想はあくまで感想なので「ぜんぜんレビューと違う」といわれたとしても、「感性の違い」といわれればそこまでの話。番組中では「ルールなどない」としたんだけれども、そもそも内心の発露である単なる感想に対しルールによって縛るのも考え物でしょう。先ほども書いたように、所詮感想ですから真偽も個々人の感性の問題だしね。
だからこそ、企業はリスクの少ないビジネスツールとしてブログを利用する方向に出てくるんだろうな。なぜなら、企業側から見れば商品を配布しても通常広告よりはコスト面は格段に安いのだろうし、なにより誇大広告の危険性も全くない。ブログの文章の責任はレビューしたブロガーにあるからに他ならないから。つまりブログが時代を作っているのではなくて、そのように錯覚させられて乗せられているだけで、実際は従来と変わらず企業側とカネに動かされているに過ぎないんだろうな。
結局のところ、所詮ネットにあがっている感想は感想に過ぎないと読み手が理解し、あくまで参考するにとどめるようにするべきということかな。そしてクチコミなんて物はそれを利用してカネを儲けようとする企業の目論見も念頭においておくべきだろうな。感想なんて人それぞれだしね。