世紀王黒陽と世紀王影月

先日某所で盛り上がっていたので貼る。OPの倉田てつをさんの歌は本人も認めているくらい下手なのだが、EDは何度聴いてもシビれる！某所の流れを見ていて思ったのは、この渋さが最近のライダーにはないという事だろうか。旧世代のライダーデザインの基本は踏襲しつつ、新世代のデザインを大胆に導入する点も(マフラ−を廃する等)非常に素晴らしい。平成ライダーでコレに匹敵できうるデザインがあるとしたら、アナザーアギトぐらいかなぁ。三神官とシャドームーンのデザインもやはり素晴らしいので、未見のひとは一度を見てみるのをオススメしたい。石の森氏が直接関わった最後のライダーということもあってか、シナリオ的にもほぼ最後まで孤独に闘うというテーマを踏襲している。

変身シーンも最近のようなアイテムで変身するような事はない。あくまで自らの肉体を変化させて変身している。強制的に改造されたという悲劇を背負って怒りで変身するところが無限に素敵だ。しかし効果音がまた素敵だなぁ。ジャンプ音のシャララがいま聴いてもめちゃ心地いい。あと番組中表に出る事はないものの、かなり細かい設定がされているのもミソ。
そんな｢Black｣の最大の難点は中盤〜後半手前のシナリオがあまりにも適当な事だろうか。初期は子供向けながらそこそこいいシナリオなんだが、中盤からテコ入れで子供向け過ぎる調整がはいってるんだよな。ビルゲニアの存在が｢すっげー変な顔！いきなりゲロ！｣だったりシャドームーンの世紀王初仕事が幼稚園バスジャックだったりとかね。