俺は此処に居る

id:BlackSunこと黒太くんがニュースみて勉強したり、ラジオしたり、絵を描いたり、空飛んでみたり

非実在青少年の話、ふたたび

基本「あくまで一個人の感想です」。ここを再始動させる時に過去の記事を整理したり読み返したりしていたのだけれども、過去にも児童ポルノ法案あたりで似たような事を書いていたんだとか思った。それ以外でも「2ちゃんねる」関連で暴走するネット住人に対して同じような事を書いていたと思う。要するにあまり派手に暴走すると上から叩かれるよということ。で、総括するとそんな隙を相手にみすみす与えるような事はやめようって事を一貫して書き続けてきたと思う。少なくとも俺自身は表立ってネットで目立つ行動は避けるようにしたが、各種ブログ等をみるとやっぱりエロ関係は目立つだけ目立ってたものな。試しに「アキバblog」とか超有名サイトを見てみればわかる。秋葉原って電気街じゃなくてエロの街なんだってオタクの俺でも思うもの。
なぜ黎明期のサイトで違法ファイルやエロ画像に直リンが禁止されてたか考えてみよう。なぜ黎明期のネットで「露夢のある所教えてください」が無視され続けたか考えてみよう。それは当初意地悪から禁止していた訳じゃなく目立ったら終わりだったからに他ならないんだよね。トラフィック*1ああいうのが増えると管理会社にバレて即デリとかもあったんだよね。先日も書いたけど俺ら世代は違法行為(もしく表で大声で話せないような行為)をしているんだという自覚があった。
私的には表現規制は反対する。でもこうなったのは他でもないその趣味の人たちが同好の人たちの暴走を止められなかったからなんだよね。過去の闘争の歴史も見てみるといい。全共闘とかアカだからどうこうとネタにしかならないんだろうけど、あの一連でデモは許可制になったしジグザグデモは禁止になったそうだ。本来何か訴えたい事があれば自由に訴える権利は国民主権だからあるはずなのに、道路使用申請をしないと違法行為という事で逮捕されるんだよ。欧州のアナキストからしたら考えられない暴力だよね。でも日本の治安活動は戦後そうしてきた訳で目立ったら潰すの繰り返しに思うんだ。反対行動が無駄とは言わない。でもそういった反省もなにもなしで今回条例阻止ができたとしてもまた同じ事が起こると思っていい。
さて、僕は反対はするんだけどさほど危機意識は今の所実はない。サイゾーの記事を読む限り現在と何も変わりがないとしか思えないからだ。

また、今回の条例改正案が通過する事で、ロリ系成人マンガや小説も一掃されるのか、という質問については、

「すでに『成人指定』マークが入っているものに関しては、従来通りの判断をしていきます。今回は、『成人指定』されていないものに関して、青少年に健全な育成を促すようにしてもらおうという意味での改正になります」

とハッキリ都庁が返答している。要するに曖昧なゾーニングは許さないけどゾーニングされていたら従来の判断ですよと。この言葉を信じるのであれば成人指定漫画は何も変わらないでしょう。まぁ多少販売時に本人確認書類を提示とかはあるでしょうけども。それで「個人情報の漏洩の危険性」とか言い出すなら業界側でtaspoみたいなのを作るように動くべきじゃないかなぁ?酒に至っては俺自身が酒呑みなんでコンビニで何度か提示を求められた事があるよ。もちろん断らずに提示したさ、酒が呑みたいんだしさ。やましい事してるわけでもないし。

「単純に未成年のように見えるからといって、全て規制するものではありません。例えば設定上は30歳だけど、セーラー服を着て、外見的に学生に見えるキャラクターの性描写だからダメだというわけではないです。ただし、年齢が18歳未満という明確な描写があれば自主規制対象となります」

とも述べている訳だ。これは例の「はらみちゅー」とか「もてぎしょー」でOKと認めた発言ともとれる。だって「原巳忠商事」であり「模手原商科大学」なんでしょ、オフィシャルによると。まぁその前にアレエロゲーだからゾーニングされてるからこの問題にもひっかかりそうにないけども。
あとネットでよくネタにされる児童向き漫画のお色気シーンについてもこう述べている。

その他、しばしばネット上で挙げられる例として、「ドラえもんのしずかちゃんのお風呂シーンもアウトだから、ドラえもんも規制対象になるのか」のような話題については、

「そのシーンがどういうものかは想像せずに答えますと、問題にはなりません。テレビなどで普通に放送されているようなものは問題ないと判断します」

確かに記者の言うとおり曖昧ではあると思うけどまぁ問題ない。というかお色気とエロは目的が似ているが違う気もする。となるとネットで異様に騒いでいるんだけど、そこまで危機感を持つ必要が俺には感じられないんだよなぁ。確かにこのインタビューが嘘でないとも限らないんだけども、逆にこうも明確に言った事を文章化されてるんだから、もし嘘だった場合こそ大問題として訴えるべき気もする。そもそもこれが文面化した時点で都側が問題と思ったら差し止めている可能性もある。

先日も書いたけれども確かに条例で規制するよりゾーニングをしっかりするべき問題だとも俺は思う。でもゾーニングを自主規制でやってきたか?と。昨日も書いたから割愛するけどむしろ曖昧をいい事に曖昧なまま無茶苦茶やってきたのは我々の方だ。高河ゆん先生がいう事も真っ当だけどそのゾーニングが現状できてるの?って事はないがしろになってないか?上記のサイゾーインタビューで都庁の言ってることは「ゾーニングされてるものは従来どおり」としている。ゾーニングの強化ですらない感じだ。要するにゾーニング対象外の書籍等が無茶苦茶やりだしたのに流石に放置しておけないから動いたと俺は考えている。じゃあ現行のゾーニングでと都庁も認めているのにゾーニングのされてないところで無茶やった奴らの方が問題なんじゃないのかと思ったりする。であれば今回条例案反対するのもいいと思うけれども折角この事に気づいたのだから、この機会にしっかりしたゾーニングを我々側から作っていく事も検討するべきなんじゃないかなと思ったりする。特に今回の問題に強く懸念を感じている方々こそ頑張ってみてはどうだろうか?先日あげたようないい加減なエロサイトやコミケの入場審査、本屋等販売店での本人確認資料提示、もしくはtaspo的な年齢確認の方式等ザルの目は素人の俺から見ても沢山ある、いやありすぎる。

*1:っていうらしい