俺は此処に居る

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現実で引き起こされたデマRT

携帯電話のメール、ネットで一気にデマ拡大 原宿・竹下通りがパニックに(産経ニュース)
竹下通りがパニックなう。
竹下通りがパニックなう。 on Twitpic(はてなブックマーク)
旅行中にあった騒動その1。こういう騒動の時こそ理性が問われるのではないだろうか?実際の騒動の参加者だけの話ではなく、これを傍観する立場の者にとってもの話だ。実のところ僕はこれに近い絵を何度も見たことがある。そうおたくの祭典「コミックマーケット」だ。「オタクは訓練されてる」的なコメントもあるが、恐らくそれは開場前の行列の事だと思う。開始直後の会場内*1では、このような状況になる。「タレントをみたい」のも「同人誌が欲しい」のも論理的に考えればその目的も大して変わらない。であるので僕は特段おたくだけが理路整然とできているとも思わないし、この件を*2他人事のように揶揄する事ができない。逆に考えればこの写真のような状況で「18禁」作品を18歳以上の確認をした上で販売する事が難しい事と僕は思わざるを得ないと思った次第だ。
この騒動はTwitterで駆け巡った事でTwitterの評価をされている方もみられる訳だが、似たようなデマで大騒ぎをした件を思い出さないだろうか?「あわせて読みたい」と参考にされている方もおられるが、そのTwitterであったデマRTだ。あのRTをこれと同じ原理で起こっているという事を念頭に我々Twitterユーザーは忘れてはならないのだと思う。産経の記事で久しぶりに名前を見た井上トシユキ氏は「ネットの情報が玉石混交で疑ってかかるべきなのは基本だ」と語っている。果たしてTwitterが既存メディアが負けたとしてTwitterを始めとするネット文化をただ賛美していいのだろうか?先日も書いたが確かに新聞等既存メディアにも誤報はある。しかし彼らはプロの仕事として報道している以上、文責を伴なう。文責を伴わないネット発言の方が僕には大変危険に思う。デマ発言でいくらでも人心誘導ができてしまうのだから。
奇しくも僕が旅行している間にプロ野球オープン戦が行われた。ソフトバンクが福岡ドームバックスクリーンにTwitterのログが流れる事を始めた。経営者として企業イメージ的にもこうした判断ができる社長は凄いと思う。その発言に感動し発言しているユーザー達は沢山いたように思うが、これらを総合してどう思うだろうか。
(追記)
わかりにくいかもしれないと思ったので追記しておく。何もカテゴライズして一般が普通だとかオタクが酷いというような話でないのはお分かりいただけるとは思う。こういうデマによる煽動で熱狂を引き起こすのは「オイルショック」も同様で、僕はもはや人が人である以上仕方がない事だと思っている。ただホンの少しだけの冷静さがあればパニックは起こりにくくなるかもしれないし、被害者や被害は少なくなるかもしれないとは思う。一番いいのは当然個々人による自制な訳だが、それを強制するつもりはない。ただ自制できないとみなされた場合、行政は例の件と同じく法的規制を考える可能性もあるという事は考えておいて損はないと思う。

*1:特に18禁的なスペース

*2:僕が18禁ジャンルに興味が少ないとはいえ