俺は此処に居る

id:BlackSunこと黒太くんがニュースみて勉強したり、ラジオしたり、絵を描いたり、空飛んでみたり

テレビの感想

参考リンク「SCI」
昨日のNHKスペシャルをご覧になられた方はおられるだろうか?立花隆氏による医学におけるサイボーグ技術の特集だったわけだが、これを見ている中で特に興味を引いたのは脳深部刺激による鬱病治療についてだ。脳内の悲しみを生み出す部位に刺激を与える事により悲しみの度合いをコントロールし治療を行っていたのだが、これを見て真っ先に思い出したのが「時計仕掛けのオレンジ」でありロボトミー手術だ。

前部前頭葉切截 ― ロボトミーは"悪魔の手術"か (X51.ORG)
リンク先を読んでいただければわかると思うのだが、かなりいいかげんな切除方法に思える。*1これを読めばなんとなく似ているものの全く違うものである事がよくわかる。
科学技術の躍進の凄まじさにただただ驚かされるばかりだが、こういう技術を今回の毒殺未遂少女や性犯罪者等の性格調整等に使おうと思えば使えるだろうし、今後そういう議論も出てくる可能性もあるだろう。俺としては現時点でどうするべきかとは答えられないのだが、人格とは何か?という点をもう少し考えなければならないなと感じた次第。*2既に人道的見地から否定されたロボトミーと同様の問題を感じるのはナンセンスだとは思うが、こういう流れもあるようなのでそうでもないのかも知れない。参考までにリンクしておこう。

ロボトミーを再評価する? まだまだ早すぎる技術ではないか (Orbium-そらのたま-)
こういうエントリを読むと、(切除個所が正確であれば)逆に脳深部刺激と方法論的には変わらなく感じるから不思議だ。今後、正確な脳内マップが出来たとしても慎重な議論が必要だと思った。

*1:なにしろ「眼窩から直接アイスピックを挿入して小槌でそれを打ち込み、ほとんど"勘頼み"で神経繊維の切断を行うといった手法」だしね。

*2:非常に情けない感想で申し訳ないが。