自由な感想を発言するためには
東京都副知事で作家の猪瀬氏の発言だが、これはまさに僕がかつて書いていた感想と感想を超えた暴力の差異そのものだろうと思った。人は相対的に対象を見た場合、何らかの感想を持つもので、それは自由に行われるべきだし、それを発言するのもまた自由だ。要するに「ダサい」と言い切るその感想の根拠を提示する事が重要だと思う。
「ダサい」等の感想を持つのは自由だけれども、そこで止めてしまっては単なる中傷ととられかねない。そうならないようにするには凄く簡単な事だ。猪瀬氏の言うとおり明確に「なぜそう思ったのか」を付け加えるだけでいいのだから。*1僕自身は僕や僕の作る物に個々人が自由に感想を持つのを止める気はないし、むしろ歓迎したい。無償で客観的な見え方を教えてくれているのだから。暴力でなく感想であるならば、だが。
*1:人としてコミュニケートしたいのであれば、するべきだろう。そうでないならば相手や周りから人間の発言として認識すらされない事も覚悟すべきだろう。