俺は此処に居る

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100%を維持するためには

都条例可決で『未成年やセーラー服の女性との性描写禁止』の通達が出版社から漫画家へ (アルファルファモザイク)
とうとう条例の規制の波が…と思われる方も多いのかもしれませんね。しかしながら改正条例の試行は2011年の7月からだそうです。普通に考えれば出版社側の自主規制という事以外には妄想できないんですが、これは自称反対派の方々にとっては悪くない話なのではないでしょうか?「自主規制に任せて欲しい」とした意見も多かったように思いますから。現段階から出版社側が自主規制し準備する事で、条例施行後も規制を受ける前に出版社側がイニシアチブを握る事が可能でもありますし、なにより規制対象になりにくくなるでしょうし。
僕はこの高藤Jr氏の著作を存じ上げなかったのですが、本人が代表作をあげておられるのは「抱きたい男 抱かれたい男」と「10000人に聞いたわたしたちのH」のようです。実際の内容を確認する事ができないのでなんとも言えないのですが、紹介を読んでいますと氏の作品ではないものの「近親相姦」を題材にした物も含まれているようです。確かにこれでは今回の条例下では問題になりそうですね。日本の法律では近親相姦は犯罪とされていますから。
こういった場合、条例を回避するにはこの出版社のように自主規制を行い、その旨を作家に促し、現行どおり販売するか、最初から条例に対応しない有害コミック枠「成年コミック」として販売するかしかないでしょう。あくまでネット上で表紙を見る限り「成年コミック」の表記はないようですから、出版社は前者を選択した格好なのでしょうか。それに対して作家氏が「高藤Jrの漫画じゃない、こんなのって思われないか」と危惧される気持ちも理解はできます。確かに100%自分を出し切れない事も考えられますし、そうした今までの漫画を好んでくれたファンに通じるのかという気持ちも理解できます。であれば出版社側に対して後者を選択して出版・販売して貰えないだろうかと申告してみるのもどうでしょうか。条例が対応するのはあくまで区分陳列されない一般の漫画ですから。そうすれば今まで通り100%の自分を表現できますし、問題ないように思いました。
いずれにせよ情報源が一作家氏からだけなので、これでこうだとは言い切れる事ではないでしょうけれども。