さよならだけどさよならじゃない
いよいよ最後である。
来年の3月31日と4月1日についに劇場版と同様、ドーム*1でのライブがファイナルとなる。思えば劇場版ラスト「僕たちはひとつの光」での背景もいま思い出すとドームっぽくもあるような気がする。
これをもってラブライブ!いわゆるμ'sの活動は終了し、μ'sは解散するとの報道もある。そういうこともあってネットでは解散阻止という運動まで出始めているようだ。
【悲報】ラブライバー、解散報道で「μ’s解散阻止隊」が結成され、さらにめちゃくちゃにwww【ツイッター】 | やらおん!
しかしみんな落ち着いてほしい。今週中は見ることができる先日のファイナル告知番組でメンバーは一言も「解散」とは言っていないのだ。
「ファイナルライブ」「ファイナルシングル」「最後のワンマンライブ」と最後づくし、終わりだと思うのも仕方がないとは思うが、それは早計すぎやしないだろうか?もう一度落ち着いて本編中のみんなの言葉を思い出してほしい。
シーズン2の11話「私たちが決めたこと」で矢澤にこに西木野真姫はなんと答えたか?
「だからアイドルは続けるわよ!絶対約束する!何があっても続けるわよ!」
そう9人での「ワンマンライブ」はファイナル、9人での「シングル」はファイナル、それだけの事なのだ。
ただ、劇場版でも絵里は「μ’sを続けることはありません」とメールで送っていたように、3年生が引退したらμ'sは終わりなのだ。その3年間の一瞬の輝きをテーマに描いてきた物語なのだから。*2だから現実と虚構の境目をあやふやにする事でヒットしたラブライブ!におけるμ'sは終わる。解散とは明言しないもののそういう意味では「事実上の解散」ではあるのだろうと思う。だけれども、μ'sとしてでなく各メンバーとしての活動はこれからもないとは一言も言われていない。これは特番のキャストからも、アニメのエピソードからも明らかだろう。これは「すべて終わり」ではないのだ。
「やっぱりこの9人なんだよ。この9人がμ'sなんだよ。」
「誰かが抜けて誰かが入って、それが普通なのはわかっています。」
「でも私たちはそうじゃない。」
「μ'sはこの9人。」「誰かが欠けるなんて考えられない。」
「一人でも欠けたらμ'sじゃないの。」
逆に考えれば、各ユニットの活動は可能だし、個々のメンバーでの活動、今までになかった変則ユニット等、新たな方向性も考える事はできる。アニメの時代的な問題もあろうけども、サンシャインとの変則ユニットも考えられるし、なによりサンシャインがアニメ化した時にゲストキャラとして登場等もありえるかもしれない。*3またキャスト面でも合同ライブやサンシャインのライブに例えばBIBIだけ参加のような事は十分ありえる事だろう。
明言はされていないが、「μ'sの事実上の解散」というのは「全ての終わり」ではないのではないだろうか。上記のように本編から読み取ればむしろその方が自然に思える。ただし何度も書くが今後の各メンバーの活動は否定されていない。そういう意味ではメンバーもキャストも消えてなくなりはしないのだ。
http://nanjolno.jugem.jp/?day=20151206
絵里役の南條愛乃もブログにこう書いている。「μ’sが消えてなくなるわけでも、思い出がなくなるわけでもありません。」と。これはある意味、解散であって解散ではないととらえられるいい返事なのではないだろうか?
悲観することなく、希望をもって今後の動向をみていこうではありませんか。
「思い出だけど思い出じゃない」