喉元すぎれば熱さを忘れる
To LOVEるダークネス 「エロすぎワロタww」「文字通り乳繰り合ってる」(アキバblog)
矢吹健太朗のToLOVEるダークネスが「エロすぎる」と話題に(痛いニュース)
全年齢雑誌でこんな事をしていたら分別陳列のために法整備されるでしょう。これをみて「ワロタww」で済むのなら、規制されても仕方ないんじゃないでしょうか。そもそも前々から書いていますが、この手のおたく側の情報ブログを見ると、東京都の秋葉原はエロに対して野放図でしかないんじゃないかと、地方にいるものからすると思ってしまうような記事ばかり。勿論実際はそうではないのでしょうけれども、エロ記事が目立つというのはどうしたものでしょうか。
367 : 寒中水泳(埼玉県):2010/12/05(日) 21:30:38.21 ID:8yiGg8260
SQって元月刊ジャンプだろ?
やるっきゃ騎士もあったしここくらい普通だよね
確かに月刊少年ジャンプ時代には「やるっきゃ騎士」もありました。でもあれをリアルタイムで読んでいましたが*1、どちらかというとエッチないたずらであるとかであって、性器描写はなく、そこは白紙の空間*2でした。また私が読んでいた時期だけかもしれませんが、性行為的な描写はなかったかと思います。例えば上記ブログでかかれているような「入っているよね」画像であるとか「男性器にキスをするような」画像等ですね。私的にはこの雑誌であるとかこの作家氏に思う事は特にないのですが、この雑誌自体は見る限り年齢制限のある雑誌とはされていないようです。
何度か書いた気がしますが、規制に対して反対する意思を持った方々はどうしてこうも規制を推進させるような雑誌やそれを「エロい!」と紹介するようなブログに対して批判的にならないのか不思議に思います。勿論「するべきだ」と言う訳ではありません。今まで私的に見てきた程度ですが、大半の意見が「ユーザーと表現者側での自主規制で済む問題」や「規制ではなくゾーニングの問題では」であった気がします。で、実際に発行された一般向け雑誌がこれで、それを紹介する記事がこういった塩梅で規制しようとする側が「自主規制できる」と思うでしょうか?「元から規制する側にはその努力を見ようとする気がない」という声もあるかもしれません。でも、だからといってしなくていい事なんでしょうか?そもそもこゼロ年代というネット主導で暴走した10年の結果がこういった規制に繋がっているんではないでしょうか?
「喉元すぎれば」という言葉があります。前回の条例案が否決されてからこの10年のネット暴走について、私的にでも反省をしたのでしょうか?、自主規制を自分レベルでできる範囲でしたのでしょうか?あの一件があった後でも自分の18禁絵サイトの年齢確認は「18歳以上ですか?はい/いいえ」のままでしょうか?あの一件の後、東京都内で実施された夏コミケのエロブースへの入場は年齢制限が導入されたのでしょうか?*3技術的や現実的に不可能だという声もあるでしょう、だからと言って現状維持をしたい人達は何もしなくていいのでしょうか?そういった本気さが出版側からもユーザー側からも見えてきたとは私的にではですがちょっと思えないなというのが正直な感想です。おたくである私が思う程度ですから、「規制ありき」「規制を推進したい」立場の方々はどう捉えるか考えてみてはどうかと思います。先方に思いが伝わるかどうかや先方が対話の姿勢があるかどうかはわかりませんが、少なくとも「筋」が通っているとは思えません。とはいえだからと言って自分達の「筋」を通さなくていいという物でもないように思えるのですが…。*4