どうでもいいこと3
上に関連してなんですけれども、前々から不思議なのが日本のマスコミ・報道を偏向であるとかダメであると思っている人達が、話のネタにする一次ソースが日本の報道であるという矛盾が面白い。基本的にNHKを含めて日本のメディアは民間企業であるので、例えば国がこうせよという指示があったとしても聞く必要はないし、独自に報道情報の取捨選択をする自由がある。*1だから「偏向だ」というのはそもそも当たり前の前提として念頭に置いておくのが、僕的には当然の事だと思っていて、あえて「偏向だ」と声高にするべき事でもないよねと。*2
むしろそれよりも先程最初に書いたように、筋が通ってないのが僕的には面白くて仕方がない所。真に日本のマスコミが偏向報道をする集団で酷い企業で、どう考えても「マスゴミ」といわざるを得ないぐらいの所存であるのであれば、そんな報道を一次資料にするべきではないというのが論理的な思考ではないんだろうか?
例えば、信用できないから自分達で取材して自分達でネット報道するならまだしも、そのままそれをネタに「酷い話だ」といいつつ、でもその報道機関自体は非難する。もちろん同一人物であるという確証はないけれども、もし同じ人がこんな二律背反する思考で物を考えているとしたら…。
上にも書いたように、報道が自社基準で情報を取捨選択するのだから、報道を疑うのは悪い事とは思わないです。鵜呑みにしないというのは大変大切な姿勢だとは思います。でも疑うなら全ての情報を等しく疑うべきだと。先程の「神風」発言も等しく疑うべきでしょうね。「日本の報道」がダメであるとか「マスゴミ」等の罵倒揶揄用語を常用する方は、全ての日本の報道機関からの情報を疑い、遮断し、日本の報道機関以外の情報ソースや自分達で調べたソースを根拠に語るべきでしょう。