WWW上で完全クローズドたろうとする矛盾
風邪に明け暮れコミケにも行けず、斑目的には最悪らしい俺の年末年始ですが、２日にはようやく回復し知り合いの飲み会に参加することができた。元ヲタや元セミヲタの集まりだったりするのでヲタ話が大半だったわけだが、驚いたのが｢MIXI｣の浸透度だ。以前、俺自身が参加していた頃は｢MIXIってなんすか？｣程度だった感じに思うのだが、今回は｢あー○○さんもMIXIやってるんだ。マイミクいいスか？｣という感じ。元ヲタとは言えいまや一般社会人だったりする人にも浸透している事を考えれば、もはやクローズドとはいえないし、意味合い的にもクローズドである必要はなくなりつつあるのではないか？とすら感じた。そんな｢MIXI｣だが、またもやクローズド＝安心であると誤信したことからトラブルがでてきていた模様。
涼元悠一氏がKeyを退社した件について麻枝准氏がMixi上で発言 (独り言以外の何か)
事実か否かはともかく心情的には愚痴りたい気持ちも理解できなくもない。ただ本当に愚痴りたいなら会社の同僚を連れて居酒屋にいくべきだ。以前にも書いたがせめて個人間チャット程度に収めるべきだろう。*1上記の飲み会のとおり、いまや業界人はおろか普通の会社員の参加者等ゴロゴロしている。当たり前だが秘密クラブではないのだ。
この手の問題が非MIXI者である俺の耳に入る度に、｢２ちゃんねる｣よりも危険な存在になる可能性があるのではないかと思ってしまう。いわずと知れた｢２ちゃんねる｣が｢匿名で公開にて批判・突撃を行う｣のに対し、｢MIXI｣は｢ほぼ匿名*2で非公開にて批判を行う｣事ができる。当然のことであるが、｢２ちゃんねる｣も｢MIXI｣もツールに過ぎないので、現行｢２ちゃんねる｣で行われている事*3を｢MIXI｣にて行おうと思えば無論可能だろう。
俺的にはクローズドであるべきなのは会員の個人情報や日記への書き込みのみに留め、日記閲覧を公開にするべきではないかと思う。閲覧に対するクローズド性は上記トラブルからも判るように、もはや｢あってない｣状況であると言えるからだ。日記の閲覧さえされたくないから｢MIXI｣を利用しているという方もまだ多数おられるとは思うが、そうであれば｢MIXI｣に関わらずWEB上に個人の意見・日記等をUPするべきではないだろう。旧来の日記帳に書き、机の引き出しに入れ鍵をかけることをお勧めしたい。*4
